あいさつ

 
 
久留米大学病院 副病院長
同 NST運営委員会委員長
同 栄養治療部部長
同 医療安全管理部部長

久留米大学医学部外科学講座小児外科部門 教授

田中 芳明
               

 私どもは食事によって、エネルギーを得て日常生活を送っていますが、時として病気や老化によって食事摂取が十分できなくなることがあります。栄養状態が低下すると、病気や手術からの回復が遅延し、日常生活の動作が低下するだけでなく、感染症、褥瘡などの合併症の増加につながります。従って適切な栄養管理は大変重要であり、私ども久留米大学病院では栄養サポートチームNutrition Support TeamNST)を全国に先駆けて平成163月より稼動させています。当院では、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、事務職により構成されたNST委員を中心に栄養管理を必要とする患者さんの栄養評価、入院患者さんの健康状態回復のため、それぞれ専門分野での知識を出し合い、低栄養改善に向け適切な栄養管理法の提言を行うほか、栄養管理に関する勉強会を開催するなど、チーム活動を通じて院内の栄養管理レベルの向上を図るNST活動を展開しています。NST活動の成果を形にすることは難しいことですが、経口摂取がうまくいかないために在院日数が長くなっている場合や栄養状態が不良で創傷治癒が遅くなっている場合など、NST管理導入により改善されています。これらの活動により、当院は平成16831日付で日本静脈経腸栄養学会で、平成1891日付で日本栄養療法推進協議会で各々、NST稼動施設として認定され、更に、教育面でも日本静脈経腸栄養学会NST専門療法士実地修練認定教育施設として平成1631日付で認定されています。私どもはこのチーム力で患者さんを全力でサポートしていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします