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久留米大病院

採用情報

睡眠医療外来

概要

当睡眠医療外来は、睡眠時無呼吸症候群専門外来です。
次項で例示している他の睡眠障害でお悩みの方は、精神神経科へご相談ください。

他の睡眠障害

  • 眠れない:精神生理性不眠(いわゆる慢性の不眠症)、うつ病など
  • 過眠を訴える:特発性過眠症、ナルコレプシー、周期性四肢運動障害など
  • 睡眠中の異常行動:家族から睡眠時の異常行動(起き上がって大声を出すなど)を指摘されるREM(レム)睡眠行動障害、睡眠関連てんかん、夢中遊行など
  • 朝、起きれない:睡眠相後退症候群、非24時間睡眠覚醒症候群など
受付時間(曜日) <初診>
8:30~10:00(火曜日)
※初診の場合は検査・問診などで約1日かかりますので、10:00までには受付をお願いします。

<再来>
8:30~11:00、12:00~15:00(火曜日)
※検査入院後に、再来日時を調整させていただきます。

<終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査>
19:00~翌9:00(月曜日~土曜日)
※検査入院の日程は、初診の際に調整させていただきます。
連絡先 TEL:0942-31-7905
受付場所  総合診療棟2階 内科総合外来の向い側。
火曜日のみ小さな看板をかけております。

診療科の特色

睡眠医療外来では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療を行っています。SASは睡眠中の繰り返すいびきと呼吸停止が特徴ですが、睡眠障害により日中の過剰な眠気を引き起こすだけでなく、高血圧、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、脳血管障害(脳梗塞、脳出血)などの身体合併症を高率に引き起こします。

原因としては、肥満の他に小顎症などの顎形態異常や扁桃腺肥大が関係しています。このためSASの診断・治療には各診療科による集学的医療が必要であり、当院では2002年5月より精神科(睡眠障害専門)、耳鼻科、口腔外科、呼吸器内科、循環器内科、内分泌内科を中心とした12の診療科と栄養部、リハビリテーション部が連携し、毎週火曜日にチーム医療によるSAS診療を行っています。

当科ではSASに対する治療として、CPAP(持続陽圧呼吸)療法だけでなく、マウスピース治療や耳鼻科的手術も積極的に行っており、さらに栄養指導や運動療法による減量にも力を入れています。

ごあいさつ

久留米大学病院精神神経科では1971年より睡眠グループを発足し、睡眠の研究を行い、1981年には精神神経科外来において睡眠障害クリニックを併設し、睡眠障害の診断・治療を行ってまいりました。
1986年には口腔外科との協力にて、睡眠時無呼吸症候群に対してマウスピースの治療を開始。同年には耳鼻咽喉科にて『いびき外来』を開設し、さらに1999年には呼吸器内科でCPAP治療も開始するなど、院内でも積極的に睡眠時無呼吸症候群の治療に取り組んできました。
2002年の5月には各連携診療科の協力の下、内科総合外来に睡眠時無呼吸症候群の診断・治療に特化した専門外来『睡眠医療外来』を開設しました。各科の医師による診断に基づき、総合的に睡眠時無呼吸症候群に対して治療を行います。
当科の特色として初診時に精神科医、耳鼻科医、歯科医の3科の先生方に診察を行って頂き、睡眠呼吸障害以外の睡眠障害の有無、上気道の評価、額顔面形態の評価をもとに患者さんの病態を把握し、治療を行っております。
各科の協力の下、より良い医療の提供、良い睡眠へのサポートにつながるよう努めております。

睡眠医療外来 内村直尚
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対象疾患

睡眠時無呼吸症候群