当院は、福岡県内に7つある総合周産期母子医療センターの1つです。
合併症のない妊婦の方はもちろん、前置胎盤や妊娠糖尿病等の産科ハイリスク妊娠の方、内科合併症のある妊婦の方、また胎児疾患のある妊婦の方も、安心してお産ができる施設です。 新生児センター、小児科、小児外科、麻酔科および内分泌代謝科と日頃より話し合いを行い、円滑な妊娠・分娩管理が行えるようにしています。 さらに大学病院であるため、全ての診療科と連携した妊娠管理が行える体制が整っています。
また、筑後地域内では、もう一つの総合周産期母子医療センターである聖マリア病院とも連携し、胎児疾患の管理、超早期の切迫、超低出生体重児の管理、産後出血の管理を行っています。 その他、地域の産科施設とも連携し、遺伝外来や専門的な胎児超音波診断を行っています。
地域の周産期医療の砦としての役割だけでなく、妊婦さんとご家族が安心してお産ができる施設を目指しています。
福岡県総合周産期母子医療センター指定病院
産科部門
施設と診療実績
- 産科病床:27床(MFICU 9床)
- 産科医師:12名、助産師45名、看護師2名
- 年間分娩数:566例(帝王切開数 283例、多胎妊娠42例)
- 母体搬送受け入れ:111例
- 出生前診断:NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)約100例、羊水染色体検査 約40例
母体や胎児のリスクが高い妊婦の集中ケアを行う母体・胎児集中治療室(MFICU) が産科病棟にあります。
産科病棟は常時施錠されており、新生児の連れ去り防止対策がなされています。