病院長挨拶
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久留米大学の歴史は1928年(昭和3年)に創立された九州医学専門学校に遡ります。久留米大学92年の歴史のなかで、過去には第二次世界大戦や昭和28年の筑後川の大水害といった大きな災害を乗り越えてきました。久留米大学の創立とその後の運営には、株式会社ブリヂストンの創業者である石橋正二郎氏の多大なるご支援とご尽力がありました。
久留米大学病院は、高度な先進医療を実践する特定機能病院です。地域がん診療連携拠点病院であり、高度救命救急センターを有していることも久留米大学病院の大きな特徴です。刻々と移り変わる時代に対応しながら、時代を先取りした医療を行うことによって、久留米大学病院の伝統は支えられ発展してきました。久留米大学病院の伝統として、各診療科の連携の良さも特徴です。患者一人一人の状況に合わせて、各科や各部門の専門職が一体となって治療を実践していきます。
私たち久留米大学病院の理念は、「人と地球にやさしい、命を慈しむ医療」であり、とくに、患者や患者家族の皆さんを中心とした、高度で安全なチーム医療の実践が最も重要な点と考えています。久留米大学病院関連医療施設として登録されている医療機関は179施設で、久留米大学病院、久留米大学医療センターを中心として、これらの医療機関とともに、福岡県南、隣接する県を中心に広範な地域医療を担い、対象となる人口は約100万人となります。
国が定める特定機能病院の役割は、①高度の医療の提供、②高度の医療技術の開発・評価、③高度の医療に関する研修となります。医薬品の開発・評価の一環として、新薬の治験や、後発医薬品の同等性試験を積極的に実施しています。また、研修の一環として、医学部医学科、看護学科の学生をはじめ、薬剤師、管理栄養士、リハビリテーション関連職種など、多くの医療関連職の学生実習と、臨床研修医、専門医の研修を行っていることも特定機能病院である大学病院の大きな特徴です。皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
久留米大学病院職員一同、さらに努力してまいりますので、皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和2年4月 病院長 志波 直人
その開院記念の中島元病院長による病院紹介のDVDです。