岡村:久留米大学病院では、たくさんの女性医師が活躍しています。私たちは産婦人科ですが、他科にも女性の医師は多数!産休・育休制度の取得はもちろん、時短勤務で復職した医師もいますし、職場環境には恵まれていると感じています。院内に保育所や病児保育所もあるので、利用している職員も多いです。
武藤:院内保育所は、私も以前利用しました。仕事中も子どもがすぐそばにいると思うと安心。今は保活も大変ですし、復職時に預け先が確保できるのはありがたいです。また先日は助教として大学で講義をする日だったのですが、子どもが発熱してしまって、急なことですが、講義を終えた後に早退させてもらいました。
2023.10.02
女性医師の働き方~キャリアと家庭の両立~
医療現場
産婦人科の女性医師2名に、子育てと仕事の両立について語ってもらいました。

患者さんも家族も守る、チーム制の診療体制。

岡村:柔軟な対応ができるのも、院内の診療体制が整っているおかげです。患者さんごとに主治医はいますが、それ以外の医師もみんなで一人ひとりの患者さんを見守っていく風土が根付いているところが久留米大学病院の魅力です。
武藤:主治医制でありながらチーム制という手厚い診療体制がありますよね!今は共働きの家庭が多いので、男性の医師が育休を取得したこともありますし、時代の流れを感じます。
岡村:時代の流れといえば、ハイスペック家電の進化もすごいですよ!自動掃除機や調理家電など、我が家の家事の時短・省力化にめちゃくちゃ貢献してくれる味方です。
武藤:おすすめ家電の話は、私も岡村先生から何度も聞きました(笑)。家事は完璧を求めすぎない方がいいですよね。無理せず効率化して、そのぶん家族との時間を大切にした方がいい。
岡村:忙しい毎日ですが、だからこそ限られた時間を大切にしようと思えるし、子どもにも優しく接することができているような気がします。
武藤:主治医制でありながらチーム制という手厚い診療体制がありますよね!今は共働きの家庭が多いので、男性の医師が育休を取得したこともありますし、時代の流れを感じます。
岡村:時代の流れといえば、ハイスペック家電の進化もすごいですよ!自動掃除機や調理家電など、我が家の家事の時短・省力化にめちゃくちゃ貢献してくれる味方です。
武藤:おすすめ家電の話は、私も岡村先生から何度も聞きました(笑)。家事は完璧を求めすぎない方がいいですよね。無理せず効率化して、そのぶん家族との時間を大切にした方がいい。
岡村:忙しい毎日ですが、だからこそ限られた時間を大切にしようと思えるし、子どもにも優しく接することができているような気がします。
研修医1年目で出産。先輩たちが背中を押してくれた。

岡村:私は研修医1年目で出産したのですが、当時の指導医に言われた言葉が忘れられません。「子どもがいても大丈夫。一人前の医師に育てる」って言ってくれたんです。育児をしながら働くと決めた時から、大変なことはわかってましたが、いろいろなことを乗り越えられたのは、先輩医師みんなのおかげだと思っています。おかげさまで無事に臨床研修を終えて昨年専門医になることができました。
武藤:どんな時も本人の意思を受け入れて応援してくれる風土が、久留米大学病院にはあると思います。私も結婚を機に福岡に来て、縁もゆかりもない所からのスタートでしたが、医局はみんな仲が良くて、まるでずっとここにいたみたいにすぐに溶け込めました。
武藤:どんな時も本人の意思を受け入れて応援してくれる風土が、久留米大学病院にはあると思います。私も結婚を機に福岡に来て、縁もゆかりもない所からのスタートでしたが、医局はみんな仲が良くて、まるでずっとここにいたみたいにすぐに溶け込めました。
岡村:たとえば、60歳を超えて「やっぱり基礎研究がしたい」とか言っても、みんな応援してくれそうな気がします。女性だから当直なしで外来だけ…なんて変な差別もなかったし、年齢もバックボーンも関係なく、いつでも挑戦できる環境が整っています。
武藤:実際に子どもを産んだことがキャリアの妨げになったことはほとんどないと断言できます。私の場合はむしろ出産したことで診療でのコミュニケーションに深みが出ました。患者さんへの接し方は独身時代と変わっていませんが、産婦人科医として出産や育児の話を聞くときに患者さんへの共感性がより高まった気がします。
岡村:私たちが患者さんから学ばせてもらうことも多いですよね。「母は強し」とよく言いますが、年々それを実感します。
武藤:大学病院にはさまざまな背景を抱えた妊婦さんがいらっしゃいます。ハッピーなことばかりではありませんが、だからこそ母子ともに無事に生まれてきてくれただけでも奇跡。命は素晴らしいものだと、経験を積むごとに感動します。
武藤:実際に子どもを産んだことがキャリアの妨げになったことはほとんどないと断言できます。私の場合はむしろ出産したことで診療でのコミュニケーションに深みが出ました。患者さんへの接し方は独身時代と変わっていませんが、産婦人科医として出産や育児の話を聞くときに患者さんへの共感性がより高まった気がします。
岡村:私たちが患者さんから学ばせてもらうことも多いですよね。「母は強し」とよく言いますが、年々それを実感します。
武藤:大学病院にはさまざまな背景を抱えた妊婦さんがいらっしゃいます。ハッピーなことばかりではありませんが、だからこそ母子ともに無事に生まれてきてくれただけでも奇跡。命は素晴らしいものだと、経験を積むごとに感動します。
働く女性へエール!やりたいことは実現しよう!
岡村:私が働く女性に伝えたいことは、とにかく「やりたいことはやった方がいい」という一言です。子どもがいるから挑戦できないとか働けないとか、悩む前にやってみないとわからない!乳飲み子を抱えて新人として入職した私が言うのだから間違いありません(笑)
武藤:働き方改革ってよく聞きますが、女性だけに限った話ではないですよね。本当は男性の医師も育休や時短勤務など働き方を選べるようになるのが理想。お互いを理解し合って、サポートできるといいと思います。
岡村:これからはさらに女医が増えていくでしょうし、それによって男性医師の負担も減らすことができれば、お互いに理想ですよね。
武藤:人それぞれ環境や家族構成は異なりますが、あまり無理せずやりたいことを実現してほしいと思います。今子育て中の皆さんも、これから仕事と両立する皆さんも、頑張りすぎずに頑張ってくださいね!
武藤:働き方改革ってよく聞きますが、女性だけに限った話ではないですよね。本当は男性の医師も育休や時短勤務など働き方を選べるようになるのが理想。お互いを理解し合って、サポートできるといいと思います。
岡村:これからはさらに女医が増えていくでしょうし、それによって男性医師の負担も減らすことができれば、お互いに理想ですよね。
武藤:人それぞれ環境や家族構成は異なりますが、あまり無理せずやりたいことを実現してほしいと思います。今子育て中の皆さんも、これから仕事と両立する皆さんも、頑張りすぎずに頑張ってくださいね!