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炎症性腸疾患センター
概要
当院は、2009年に九州で初のIBDセンターを開設、現在はCD約150名、UC約250名の患者さんを診療しています。日常診療においては、IBDグループの医師7名が消化器病全般の診療の中で幅広い知識や技術の習得に努めながら、IBDセンター外来でIBD患者さんの診察を行っています。厚労省研究班の指針に基づき、抗TNFα抗体製剤、免疫調節薬、血球成分除去療法など専門的治療を積極的に取り入れ、さらに国際共同治験を含む多数の臨床試験への参加を通した医療に携わっています。外来にIBD専用診察室を設置し、診療の効率化などとともに、栄養士、看護師、薬剤師、臨床心理士などコメディカルスタッフを交えたチーム医療を実践し、更なるIBDセンターの発展を目指していく予定です。
受付時間(曜日) | 月曜日~金曜日 8:30~17:00 |
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連絡先 | TEL:0942-31-7627 FAX:0942-31-7712 |
診療科の特色
IBDセンターではIBD患者さんを対象とし消化器内科医を中心にIBDの診療を行っています。(中学生以下の小児IBD患者さんは当院の消化器専門小児科により診療が行われます)
毎月開催される「IBDカンファランス」には、消化器内科の枠を超え、小児科、外科、放射線科など臨床医学の先生方に加えて、免疫学、医化学、病理学など基礎医学系の先生方も多数参加されます。疾患の原因や治療法について多方面から活発な意見交換が行われ、患者さんの診断や治療が正しく行われるよう心掛けております。さらに、医療連携の効率化を図るシステムとして「IBDネットワーク」を立ち上げました。IBDの最新情報を提供し、関連病院との連携を深めるだけでなく、IBD患者さんの情報の共有化、治療の統一化を進めていくことを目的としており、診断困難例、難治例、治験導入可能例に対して、適切なサポートを行うことを目指しています。
毎月開催される「IBDカンファランス」には、消化器内科の枠を超え、小児科、外科、放射線科など臨床医学の先生方に加えて、免疫学、医化学、病理学など基礎医学系の先生方も多数参加されます。疾患の原因や治療法について多方面から活発な意見交換が行われ、患者さんの診断や治療が正しく行われるよう心掛けております。さらに、医療連携の効率化を図るシステムとして「IBDネットワーク」を立ち上げました。IBDの最新情報を提供し、関連病院との連携を深めるだけでなく、IBD患者さんの情報の共有化、治療の統一化を進めていくことを目的としており、診断困難例、難治例、治験導入可能例に対して、適切なサポートを行うことを目指しています。
対象疾患
炎症性腸疾患(IBD)とは
炎症性腸疾患とは潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis;UC)とクローン病(Crohn's disease;CD)からなる慢性の炎症性疾患で、厚生労働省から共に「難病」に指定されています。炎症性腸疾患は従来、欧米諸国に多く、わが国には患者数の少ない希少疾患と考えられていましたが、最近発病率の上昇と共に患者総数は急激に増加し、現在ではUC約16万人、CD約4万人に達し、今後もこの増加傾向が持続すると予想されています。IBDは、共に未だ発症原因は不明で完治させる治療法はありませんが、適切な治療が行われれば、多くの患者さんでは就学・就業など普通の生活を送ることができます。当センターではUCとCDだけでなく、腸管ベーチェット病、腸管アミロイドーシス、ループス腸炎、単純性潰瘍/非特異性多発性小腸潰瘍症など他の腸疾患についても診断および治療を行っております。
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