婦人科
このページを印刷
月曜日~金曜日 8:30~17:00
TEL:0942-31-7620
概要
子宮がんをはじめとする悪性腫瘍の検診、診断と治療、治療後の経過観察、各種試験治療、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの良性腫瘍の診断と治療、性感染症などの性器感染症の診断と治療、女性ホルモン欠乏症状(更年期障害、骨粗鬆症、高コレステロール)の予防と治療、子宮脱や尿漏れの診断治療が対象となります。
特徴
婦人科医療は女性の一生(ライフステージ)が健やかであるためのサポートを行うことを主たる目的としています。そこで病気にかかる前にがん検診やホルモン検査などにより、がんやホルモンの欠乏で生じる病気を予防したり、早く見つけて完全に治すことも婦人科の使命の一つです。
最近若年者の性感染症の罹患率が高くなってきています。性感染症は後遺症として不妊症を引き起こすことがあり、早期の診断治療はもちろんですが、予防に関する啓発も重要な業務です。
卵巣の働きは約45歳を境に下降していき、50歳前後で閉経を迎えます。卵巣機能の低下は顔が突然熱くなったり、心臓がドキドキしたり、肩こりなどの更年期障害や、骨そしょう症、高コレステロール血症などの病気を引き起こす可能性があります。これらに対しては、適切にホルモンを補充することで治療また予防ができます。このように更年期から熟年期にかけて、女性の心身の健康保持に有効な医療を行います。
婦人科のがんは子宮がん、卵巣がんがその代表的なものですが、治療としては手術、放射線治療、抗がん剤治療が3本柱です。当科の婦人科がん治療の専門家がこれらの治療法を組み合わせて治療を行います。 さらに新しい治療が従来の治療と比べて良いかどうかを評価する臨床試験も行っており、 患者さんはその臨床試験に参加して新しい治療を受けられるチャンスがあります。現在行われている臨床試験では、子宮頸がんに対する術前化学療法や、再発子宮頸がんに対する免疫療法、卵巣がんに対する術後化学療法などを行っています。
産科婦人科学教室のホームページへ