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久留米大病院

採用情報

肺がんセンター

概要

平成24年1月4日より久留米大学病院 呼吸器病センターでは、筑後地域を含む北部九州の肺がん治療・診断のさらなる向上を目指し“肺がんセンター”を開設しました。我が国の、がんによる死亡者数は増え続けており年間34万人を突破しています。そのうち、肺がんによる死亡は、年間約67,000人に達しており、部位別の死亡数でも、男女ともに肺がんが最も多く、それぞれ、がん死亡全体の24%および13%を占めています。2020年にはWHOの疾患別死亡順位で肺がんは5位に増加することが予想されています。肺がん治療のニーズは、今後ますます高くなると思われます。この背景として、急激な高齢化と肺がんは発見時、既に根治的切除不能な進行がんであることが多いことや、他のがん腫と比べて、肺がんは、化学療法への感受性が低いことなどが考えられます。近年、分子標的治療薬の進歩により、一部の肺がん例では劇的な予後の改善が見込める状況となってきました。しかしながら肺がん全体としての治療成績は、いまだ満足のいくものではありません。また、残念ながら肺がんの治療成績には病院(施設)や地域に“格差”があるのは皆様ご承知の通りです。そのため、最新の標準治療を正確に提供できる環境の整備(治療の均てん化)、さらなる治療開発と肺がんの早期発見・診断技術の向上が肺がんの治療成績向上には不可欠と考えます。
受付時間(曜日) 月曜日~金曜日 8:30~17:00
連絡先 TEL:0942-31-7629 FAX:0942-31-7711

診療科の特色

肺がん治療においては、手術、化学療法、放射線療法の“集学的治療”が必要な場面が多く、当センターでは、呼吸器内科、呼吸器外科、放射線科のスタッフが合同会議を毎週開催して治療方針を決定しています。また、肺がん診断の時点から、積極的治療から緩和治療に至るまでの主治医と患者さんと接する期間が5年以上になることも珍しくはありません。そこで、当呼吸器病センターでは、これまで以上に肺がん患者さんと長期にわたって“集学的治療”をしていくことを目標に、がん薬物療法専門医・がん治療認定医、呼吸外科、放射線科による“肺がんセンター”を開設しました。

今後は、
  1. 主治医が交代しても患者さんに不安を抱かせないように複数のスタッフによるチーム医療を行い、 切れ目のない且つ迅速な肺がん治療を目指します。
  2. 従来通り、わかりやすく十分な病状説明を行い、標準治療を適切に提供します。
  3. 最新の治験や臨床試験の積極的な情報提供を行い、さらなる治療成績向上を目指します。
  4. 医療連携室を介しての病院-病院(病-病)連携、病院-診療所(病-診)連携のさらなる充実化をはかり、患者さんの意向に沿った地域連携を実現していきたいと考えます。

当“肺がんセンター”で肺がんの治療を受けたい患者さん、健康診断で胸に異常を指摘された方、肺がんの検査を受けたい方は月曜日から金曜日のAM11時までに呼吸器病センターの受付を終了してください。また、開業医の先生方には患者さんのご紹介の程、何卒よろしくお願い申し上げます。 紹介先は久留米大学病院 呼吸器センター 肺がんセンター宛にてお願いします。

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