久留米大学病院はこれまで長い間、主に福岡県南部および隣県の一部の医療機関と互いに連携をとって、患者さんへの医療サービス提供と人材派遣・交流を行ってきました。これらの地域で医療の空白を生じさせないためには、各医療機関の機能や専門分野に応じた役割分担を効率よく運用することによって、限られた医療資源を有効に活用していくことが重要です。久留米大学病院医療連携センターでは、病院間の連携(病病連携)・病院/診療所間の連携(病診連携)をできるだけ円滑に進めることによって、特定機能病院、高度急性期病院、回復期医療、療養期医療、がん支援などの機能分化に応じた医療サービス体系を支援していけるように日々心掛けています。
私は令和5年4月より医療連携センター長を拝命いたしました。当院における入退院支援、地域の医療施設との連携、患者さんからの相談業務を充実させることによって、当院が位置する医療圏の医療サービスが少しでも良くなるように努力していく所存ですので、今後も皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
令和5年4月 医療連携センター長 光岡正浩