■早期栄養介入管理加算
入室から48時間以内に栄養投与を開始した場合、48時間以降の栄養投与開始患者と比べ、「死亡率の低下」「ICU在室日数の短縮」「平均在院日数の短縮」が見られるというエビデンスを踏まえ2020年に新設された診療報酬です。当院ではNST専門療法士の資格を有し、NST・ICUでの栄養管理に携わる熟練の管理栄養士が術後の患者さんの栄養管理チームに加わり、治療のサポートを行っています。
■入院栄養管理体制加算
病棟に専従の管理栄養士を配置し、特定機能病院入院基本料を算定している患者さんに対して、栄養スクリーニング、他職域とのカンファレンス等の実施による栄養管理を行なえる体制の評価が2022年の診療報酬で新設されました。久留米大学病院では、まず東棟10階病棟に専従の管理栄養士を配置しています。
病棟担当管理栄養士は、医師、看護師、薬剤師等とともに多職種でのカンファランスを行い、入院時から適切な栄養管理を実施します。「顔が見える管理栄養士」として、患者さんのそばで食事・栄養面から治療をサポートしています。
