FDG PET/CT癌検診を契機に十二指腸のGISTと診断された症例です。
十二指腸下行脚に異常集積(黄矢印)を認めます。後日、施行された造影CTでは径18mm大の結節病変(赤矢印)を認めました。消化管内視鏡検査では粘膜下腫瘍と診断され、組織生検にて消化管間質腫瘍(GIST)と診断されています。GISTは稀少癌の一つに位置づけられ、大きくなると転移を起こす可能性もあります。本症例は肝転移や腹膜播種等を認めず、PET検診にて早期に発見された症例と考えられます。
がんの発見例
十二指腸GIST(消化管間質腫瘍)
食道癌
右下葉肺癌
悪性リンパ腫