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久留米大病院

採用情報

核医学・PETセンター

よくあるご質問

Q1 PETではどんな「がん」でも見つけ出せるのですか?

「がん」の種類によっても、また病気の時期によっても、ブドウ糖の代謝は異なりますので、必ずしも全ての「がん」を見つけ出せるわけではありません。
肺がんや大腸がん、および甲状腺がんを検出するのは得意ですが、胃がん、肝細胞がん、腎がん、膀胱がん等は困難な場合もあります。
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Q2 どんなに小さくても見つけることが出来るのですか?

小さい「がん」は画像にも写りにくく、見落とされる可能性があります。「がん」のブドウ糖代謝状態(悪性度)によっても異なりますが、ほぼ直径1cm以上の大きさであれば検出できるとされています。
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Q3 あらかじめ、何か処置が必要ですか?

FDG-PET検査はブドウ糖の代謝を利用していますので、検査6時間前から食事ならびに糖分を含んだ水分の摂取はひかえていただきます。
午前中に検査を受ける場合は朝食抜きの状態で、午後の検査の方は昼食抜きにして検査を行います。
糖尿病のある方は、血糖値を正常にしておくことが大切です。
なお、糖分を含んでいない飲料水は、十分摂取していただきます。
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Q4 注射した後、すぐに検査ができないのはなぜですか?

お薬を注射してすぐでは、病変部と正常部のお薬の集まり方がほぼ同じであるため診断が困難な場合があります。
注射して1時間程度で正常部のお薬の集まりは落ち着きますが、病変部や炎症ではお薬の集まりが多くなります。
このように、安静にしていただくのは、お薬の集まり方の違いで病変部や炎症を診断していくためです。
また、安静時に運動やおしゃべりをすると、動かした筋肉にお薬が集まり、これが原因で病変部を見つけにくくなる恐れがあります。
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Q5 副作用や被ばくの心配はないですか?

副作用に関しては、投与するFDGは体内に存在するブドウ糖とよく似たブドウ糖製剤であり、アレルギー等の副作用は非常に少ないと考えられています。
被ばくに関しては、当院のPET検査では、体重にあわせて放射線の量を調整していますので、診断可能な最低量しか使用していません。
さらに、放射線被ばくについては、PET検査のみ(2.2mSv)で行った場合、胃腸透視検査1回分(4mSv)以下の線量です。
また、PET/CT検査の場合にはこれにCT検査分の被ばくが多くなりますが、身体に害を及ぼすほどではありません。
なお、妊産婦や授乳中の女性は検査を受けることができません。
検査前に妊娠の可能性がないことをご確認ください。
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Q6 検査の費用はいくらぐらいかかるのですか?

PET検査は、早期胃がんを除くすべての悪性腫瘍疾患と、脳と心臓に関する2種類の疾患について、一定の要件が満たされる場合にのみ保険の適用が認められました。
保険適用となる場合は、保険診療価格の1~3割負担となりますが、適用外の場合は自由診療の扱いになり全額負担となります。
また、個人でがん検診を希望される場合、がん検診コースを用意しています。
詳しくは「個人(検診)からのお申し込み」ページの「PETがん検診メニュー」をご覧ください。
もしくは、もっと詳しく検診の内容を知りたい方は久留米大学PETセンター(フリーダイヤル 0120-36-9849)までお問い合わせください。
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Q7 検査の時間はどれくらいかかるのですか?

注射を投与してから、1時間安静にして、体中にお薬が行きわたるのを待ちます。その後、約15分の一回目の検査を受けていただきます。
一回目の検査画像を確認して、2回目の検査を行う必要性があるかを医者が判断し(約20分)、必要性がない場合は検査終了になります。
注射投与から約2時間で終了となります。
また、2回目の検査がある場合でもある程度範囲をせばめて検査を行いますので、検査時間は6から20分となります。
2回目の検査開始の時間は原則として注射から2時間後となっていますので、それまで、待機していただきます。
よって、注射投与から2回目の検査まで終了するのに、約2.5〜3時間かかります。
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Q8 検査のときの服装はどのようなものがいいですか?

PET/CTによる検査の場合は、検査着に着替え、金属類(下着、入歯、眼鏡、アクセサリー等)をはずしていただきます。
あらかじめご了承ください。
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Q9 2回撮像することがあると聞いたのですが、 撮りなおしをしているのですか?

撮りなおしではありません。
もし、正常組織にお薬が集まった場合は、時間をあけて同じ場所を検査することで、お薬の集まりが少なくなることがあり異常が無いことを確認するために行います。
このように、2回目の検査は病変や炎症等の診断を精密にするために必要な検査です。
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Q10 検査後の生活で気をつけることがありますか?

微量の放射能が体内に残っていますので、検査後の1~ 2時間は、できるだけ人混みをさけてください。
また、トイレの後はよく手を洗うよう心掛けてください。
検査当日は妊産婦や幼小児との緊密な接触を控えること等に努めていただきます。
お薬は体の中に残ることはありません。また、24時間以上たてば体の中の放射線もなくなります。
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