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久留米大病院

採用情報

リハビリテーション部

ご挨拶

部長挨拶

リハビリテーション医療は、さまざまな疾患・外傷・病態により生じた機能障害の回復を促し、人々の「活動を育む」医療です。私たちリハビリテーション部門では中央診療部として毎日300名以上にリハビリテーション治療(主に療法士による訓練)を提供しています。
 
高齢化が進み病気や怪我で入院治療が必要となってしまう方が増えています。治療に伴う安静や活動性の低下によって、あっという間に筋力が衰え、退院後の日常生活や社会復帰を困難にしてしまうだけではなく、治療効果自体にも悪影響を及ぼします。そこで私たちはできる限り早期からリハビリテーション治療を提供することによって病気や怪我の治療が滞りなく行われるようサポートし、退院後に少しでも早く元の生活に戻れるように患者さんの身体や精神の活動性の維持・向上に努めています。例えば、高度救命救急センターや外科系集中治療室にはリハビリテーション専門職が治療チームの一員として勤務することで一日でも早くから合併症と寝たきりの予防に努めています。病態が安定してからは歩行や身の回りの動作を自分自身で行えるように訓練をします。また、がん治療効果と身体機能は密接に関係しますので、がん治療チームの一員としてリハビリテーション専門職を配置しています。
 
個別訓練以外の取り組みとしては、一部の病棟に療法士を専属的に配置することで病棟内生活のサポートや自主的な運動の指導などを行っています。
 
2025年4月
久留米大学病院 リハビリテーション部
部長 松瀬博夫

技師長挨拶

皆様、こんにちは。久留米大学リハビリテーションセンター第5代技師長、広田桂介です。当部門は、リハビリテーション専門医2名、専任医1名、理学療法士25名、作業療法士9名、言語聴覚士3名、看護師2名、事務職員1名の体制で診療を行っています。


私たちは、高度救命救急センターや集中治療病棟における術後急性期の患者様から、亜急性期、維持期の患者様まで幅広く対応し、包括的なリハビリテーションを提供しております。また、病棟での自立した生活の支援や退院に向けた準備として、退院後の生活環境整備、家屋改造、介護機器導入の検討など、多職種が連携しながら取り組んでいます。さらに、各診療科および多職種と密に連携し、心臓リハビリテーション、呼吸リハビリテーション、がんリハビリテーションなど、専門性の高いリハビリテーションを提供できる体制を整えております。


私たちリハビリテーション部は、患者様一人ひとりの健康回復と生活の質の向上を目指し、日々努力を重ねています。医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門職が連携し、最適な治療とケアを提供することを使命としています。また、温かい心を持って、患者様の「できること」を増やし、日常生活へのスムーズな復帰を支援するとともに、地域社会とのつながりを大切にし、健康維持への貢献にも努めてまいります。


今後も、久留米大学病院リハビリテーション部として、専門的なリハビリテーションの実践、教育、研究、地域連携を継続・発展させ、患者様や地域社会に貢献できるよう研鑽を積んでまいります。


2025
4

久留米大学リハビリテーションセンター

技師長  広田 桂介