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久留米大病院

採用情報

リハビリテーション部

ご挨拶

部長挨拶

リハビリテーション医療は、さまざまな疾患・外傷・病態により生じた機能障害の回復を促し、人々の「活動を育む」医療です。私たちリハビリテーション部門では中央診療部として毎日300名以上にリハビリテーション治療(主に療法士による訓練)を提供しています。
 
高齢化が進み病気や怪我で入院治療が必要となってしまう方が増えています。治療に伴う安静や活動性の低下によって、あっという間に筋力が衰え、退院後の日常生活や社会復帰を困難にしてしまうだけではなく、治療効果自体にも悪影響を及ぼします。そこで私たちはできる限り早期からリハビリテーション治療を提供することによって病気や怪我の治療が滞りなく行われるようサポートし、退院後に少しでも早く元の生活に戻れるように患者さんの身体や精神の活動性の維持・向上に努めています。例えば、高度救命救急センターや外科系集中治療室にはリハビリテーション専門職が治療チームの一員として勤務することで一日でも早くから合併症と寝たきりの予防に努めています。病態が安定してからは歩行や身の回りの動作を自分自身で行えるように訓練をします。また、がん治療効果と身体機能は密接に関係しますので、がん治療チームの一員としてリハビリテーション専門職を配置しています。
 
個別訓練以外の取り組みとしては、一部の病棟に療法士を専属的に配置することで病棟内生活のサポートや自主的な運動の指導などを行っています。
 
2023年4月
久留米大学病院 リハビリテーション部
部長 松瀬博夫

技師長挨拶

当院の理念は「人と地球にやさしい、生命(いのち)を慈しむ医療」です。リハビリテーション部として病院の理念に準じて、神経、筋、骨、関節、内臓疾患等の患者さんに対して、機能障害や能力低下などの回復を促し、家庭復帰や復職を目標として診療を行っています。
 
チームスタッフとしては、リハビリテーション専門医2名、専任医1名、理学療法士23名、作業療法士8名、言語聴覚士3名、看護師2名、助手1名の体制で診療を行っています。特徴としては、高度救命救急センターや集中治療病棟等の発症や術後急性期の患者さんから亜急性期、維持期を問わず包括的なリハビリを実践しています。また病棟での自立的生活ならびに退院に向けての取り組みとして、必要に応じ退院後の生活環境整備、家屋改造、介護機器導入の検討など多職種間で連携を取りながら行っています。他にも各診療科及び多職種と連携して心臓リハビリテーション、呼吸リハビリテーション、がんのリハビリテーションなど専門性に応じたスタッフを配置し治療を行っています。
 
今後も久留米大学病院リハビリテーション部として、専門的なリハビリテーションの実践と教育、研究、地域連携を継続・発展させることで患者さんや地域に貢献出来るよう研鑽していきたいと思います。
 
2023年4月
久留米大学病院 リハビリテーション部
技師長 今石喜成