腫瘍センター
小児がん
はじめに
国内で年間約2000例が発生する小児がんは、そのほとんどが小児科で治療を行います。久留米大学には新規・再発を含め年間20~30名の小児がん患者さんが入院します。成長著しい子どもががんにかかることは、本人も家族も大変つらい事です。小児科では、医師・看護師・心理士・保育士・ソーシャルワーカー・病院学級等様々なスタッフが患者さんの闘病を支え、元気に自宅に帰ることができるよう応援します。
1. 治る病気 ~小児がん~
化学療法・放射線療法・手術を組み合わせた集学的治療により生存率は飛躍的に改善し、最新の5年生存率は83.3%まで向上しました。
2. 治療 ~研究~
久留米大学は2015年結成の小児がん研究グループ(JCCG)に所属し、計30件の特定臨床研究に参加し、5件の観察研究を行い積極的に活動しています。
3. がんゲノム医療
久留米大学は2019年がんゲノム医療拠点病院の指定を受けました。小児がん症例の検査は2021年時点で7例です。分子標的薬治療に至った例はありません。
4. 長期フォローアップ
「合併症なき治癒」を合言葉に治療終了後も患者さんが成人し、自分で健康管理できるまで責任を持ってフォローアップします。2021年で約250名が長期フォローを受けております。
5. グリーフケア
日本では年間500名が小児がんで亡くなり、当院でも1~5名亡くなっております。患者さんの命のある限り、私たちは最善の方法を尽くします。
また、私達は患者会(木曜会)と協力して毎年亡くなったお子さんを偲ぶ会を開き、その闘病の日々に思いを馳せます。
また、私達は患者会(木曜会)と協力して毎年亡くなったお子さんを偲ぶ会を開き、その闘病の日々に思いを馳せます。
院内がん登録情報
担当部署と専門医
部門 | 担当医 | 外来診療 |
---|---|---|
小児科 | 大園 秀一 | 木曜日午前・午後 |
小児外科 | 加治 建 | 水曜日午前・午後 |
深堀 優 | 月曜日午前・午後 | |
整形外科 | 平岡 弘二 | 木曜日午前・午後 |
脳神経外科 | 中村 英夫 | 水曜日午前、木曜日午前 |
放射線科 (放射線腫瘍センター) |
淡河 恵津世 | 木曜日午前・午後 |
緩和ケア | 山田 信一 | |
病理学 | 秋葉 純 |
患者さんご紹介の際には「紹介予約センター」をご利用ください。
予約専用フリーダイヤルTEL:0800-200-4897、FAX:0800-200-9489
紹介予約センター直通TEL:0942-27-5673、FAX:0942-31-7897