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更新日付 | 2016/02/15

炎症性腸疾患センター(IBDセンター)

炎症性腸疾患(IBD)とは

炎症性腸疾患とは潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis; UC)と クローン病(Crohn’s disease; CD)からなる慢性の炎症性疾患で、 厚生労働省から共に「難病」に指定されています。 炎症性腸疾患は従来、欧米諸国に多く、 わが国には患者数の少ない希少疾患と考えられていましたが、 最近発病率の上昇と共に患者総数は急激に増加し、 現在ではUC 約16万人、CD 約4万人に達し、 今後もこの増加傾向が持続すると予想されています。 IBDは、共に未だ発症原因は不明で完治させる治療法はありませんが、 適切な治療が行われれば、多くの患者さんでは就学・就業など普通の生活を送ることができます。 当センターではUCとCDだけでなく、腸管ベーチェット病、 腸管アミロイドーシス、ループス腸炎、単純性潰瘍/非特異性多発性小腸潰瘍症など 他の腸疾患についても診断および治療を行っております。

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概要

当院は、2009年に九州で初のIBDセンターを開設、現在はCD 約150名、 UC 約250名の患者さんを診療しています。日常診療においては、 IBDグループの医師7名が消化器病全般の診療の中で幅広い知識や技術の習得に努めながら、 IBDセンター外来でIBD患者さんの診察を行っています。 厚労省研究班の指針に基づき、抗TNFα抗体製剤、免疫調節薬、 血球成分除去療法など専門的治療を積極的に取り入れ、 さらに国際共同治験を含む多数の臨床試験への参加を通し世界最先端の医療に携わっています。 外来にIBD専用診察室を設置し、診療の効率化などとともに、 栄養士、看護師、薬剤師、臨床心理士などコメディカルスタッフを 交えたチーム医療を実践し、更なるIBDセンターの発展を目指していく予定です。

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特徴

IBDセンターではIBD患者さんを対象とし消化器内科医を中心にIBDの診療を行っています。 (中学生以下の小児IBD患者さんは当院の消化器専門小児科により診療が行われます) 毎月開催される「IBDカンファランス」には、消化器内科の枠を超え、小児科、外科、 放射線科など臨床医学の先生方に加えて、免疫学、医化学、 病理学など基礎医学系の先生方も多数参加されます。 疾患の原因や治療法について多方面から活発な意見交換が行われ、 患者さんの診断や治療が正しく行われるよう心掛けております。 さらに、医療連携の効率化を図るシステムとして「IBDネットワーク」を立ち上げました。 IBDの最新情報を提供し、関連病院との連携を深めるだけでなく、 IBD患者さんの情報の共有化、治療の統一化を進めていくことを目的としており、 診断困難例、難治例、治験導入可能例に対して、適切なサポートを行うことを目指しています。

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外来担当医一覧

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【炎症性腸疾患センター】電話 ( 0942 ) 31-7627 / FAX ( 0942 ) 31-7712

※各担当医の専門分野等、詳細につきましては、 久留米大学研究者紹介 をご活用ください。

※各診療科の診察日については、都合により変更させて頂くことがあります。
また、担当医が変更されていることや、学会等への出席のため休診させていただいている場合もありますので、事前に担当科にお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。

2017/05/26 updated.

炎症性腸疾患センター
曜日 対象疾病/
診療内容 
担当医師 備考
午前 午後
月曜 内科 山内  亨介  (助教)
山内  亨介  (助教)

外科 衣笠  哲史  (准教授)
衣笠  哲史  (准教授)
火曜 内科 吉岡  慎一郎 (助教)
居石  哲治  (准教授)
吉岡  慎一郎 (助教)

水曜 内科 光山  慶一  (教授)
光山  慶一  (教授)
山崎  博   (助教)

外科 赤木  由人  (教授)
木曜           
緊急時:福永 秀平
金曜 外科 赤木  由人  (教授)
緊急時:荒木 俊博

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IBDセンタースタッフ紹介

001 教授 光山慶一
IBDセンター長
内科学講座 消化器内科部門

002 主任教授 赤木由人
外科学講座

003 教授 山下 裕史朗
小児科学講座

004 教授 安陪 等思
放射線医学講座

005 教授 長藤 宏司
内科学講座 血液・腫瘍内科部門

006 教授 矢野 博久
病理学講座

007 教授 溝口 充志
免疫学講座

007 教授 山本 健
医化学講座

准教授 居石 哲治
内科学講座 消化器内科部門

准教授 衣笠 哲史
外科学講座

准教授 牛島 高介
小児科学講座

准教授 秋葉 純
病理学講座

講師 小松 誠和
免疫学講座

助教 竹田津 英稔
内科学講座 消化器内科部門

助教 吉岡 慎一郎
内科学講座 消化器内科部門

助教 山崎 博
内科学講座 消化器内科部門

助教 水落 建輝
小児科学講座

助教 栁 忠宏
小児科学講座

助教 江田 慶輔
小児科学講座

助教 高木 祐吾
小児科学講座

助教 廣瀬 靖光
放射線医学講座

助教 岡田 季之
免疫学講座

助教 竹内 孝仁
免疫学講座

大学院生 山内 亨介
内科学講座 消化器内科部門

大学院生 福永 秀平
内科学講座 消化器内科部門

大学院生 森 敦
内科学講座 消化器内科部門

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研究活動と成果

研究機関としての久留米大学IBDセンターは、 さまざまな研究テーマに取り組んでいますが、 中でも臨床にフィードバックできるような独創的な研究を心がけています。 基礎系ではサイトカイン、神経ペプチド、腸内細菌、バイオマーカーなど、 臨床系では特殊内視鏡、カプセル内視鏡などに力を入れています。 IBDは遺伝的素因、腸内細菌、免疫異常などが複雑に絡む多因子性疾患で、 病態解析には多くの分野の専門的知識・技術が必要です。 一施設だけで多分野の最先端研究を完遂するのは困難なため、 国内外のさまざまな領域のエキスパートとの共同研究も積極的に進めています。

私たちの研究成果が直接患者さんに届く形で商品化されたものもあります。 例えば、高い感度と特異度でCDの血清診断ができる新たなバイオマーカー「ACP353」は、 日本をはじめアジア、欧米諸国での特許を取得しており、近い将来発売される見通しです。 さらに、20年以上前から取り組んできたIL-6の研究が臨床応用される可能性が見えてきました。 ドイツの先生などとともに研究してきたIL-6阻害剤のCDでの臨床試験がドイツで開始されました。 この試験で良い成績が得られ、実用化されることを期待しています。

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IBDセンターを構成する各診療科のホームページへ

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