厚生労働大臣の定める掲示事項
当院は、厚生労働大臣の定める基準に基づいて診療を行っている保険医療機関です。
入院基本料に関する事項について
(1)当院は、入院基本料として特定機能病院入院基本料7対1、救命救急入院料1、救命救急入院料4、特定集中治療室管理料1、ハイケアユニット入院医療管理料1、総合周産期特定集中治療室管理料(母体・胎児、新生児)、新生児治療回復室入院医療管理料、小児入院医療管理料2、緩和ケア病棟入院料1、精神科急性期治療病棟入院料1の届出を行っております。看護要員の配置状況等については、各病棟に掲示しております。
(2)当院は、入院診療費の計算にあたり、包括評価部分と出来高評価部分を組み合わせて計算する包括医療費支払い制度を導入している「DPC対象病院」です。令和5年4月1日現在の医療機関別係数は、1.6436(内訳:基礎係数1.1249+機能評価係数Ⅰ0.4359+機能評価係数Ⅱ0.0828)です。
地方厚生局長への届出事項に関する事項
(1)入院時食事療養費等について
当院は入院時食事療養費(Ⅰ)の届出を行っており、管理栄養士によって管理された食事を適時・適温で提供しております。食事時間は朝食8時、昼食12時、夕食18時を目途に病棟へ配膳しております。また、選択メニューとして、基本食以外の朝食にパン食、昼夕食のB(魚コース)、C(肉コース)を選択された場合に別途費用51円をいただいております。
(2)施設基準について
施設基準とは、医療法で定める医療機関や医師等の基準の他に、健康保険法等の規程に基づき厚生労働大臣が定めた保険診療の一部について、医療機関の機能や設備、診療体制、安全面等を評価するための基準です。詳細につきましては、別途掲示しております一覧表をご覧ください。
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施設基準等承認・届出事項
(令和7年5月1日現在)
法令による医療機関の指定及び公費負担医療等実施状況
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- 労働者災害補償保険法による医療
- 原爆被害者援護法による一般医療
- 原爆被害者援護法による認定医療
- 原爆被害者援護法による健康医療
- 戦傷病者特別援護法による医療
- 母子保健法による妊娠中毒
- 母子保健法による養育医療
- 生活保護法による医療
- 障害者自立支援法による育成医療
- 障害者自立支援法による更生医療
- 障害者自立支援法による精神通院医療
- 感染予防法による医療
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- 小児慢性特定疾患治療研究事業
- 特定疾患治療研究事業
- 先天性血液凝固因子障害等研究事業
- 第三次救命救急医療施設及び高度救命救急センター指定
- 災害拠点病院
- エイズ拠点病院
- 地域がん診療連携拠点病院
- 肝疾患診療連携拠点病院
- 福岡県災害派遣医療チーム指定医療機関(福岡県DMAT)
- 福岡県認知症医療センター
- がんゲノム医療拠点病院
初診・再診時に係る選定療養費について
当院は、紹介型の「特定機能病院」です。初診の方で、他の医療機関から紹介状を持参されていない方は、初診に係る選定療養費として、7,700円の自己負担金をいただいておりますのでご了承ください。また、再来の方であっても長期間ご受診がなければ、初診として扱う場合もありますので、併せてご了承願います。
当該診療科での症状が安定し、当院での診療が終了した患者さんには、お近くの医療機関をご紹介し、当院と連携しながら治療を継続させていただくこととしております。
前述の趣旨に基づき、他の医療機関へご紹介を行ったにも関わらず、患者さんご自身の希望で引き続き当院での診療を望まれる場合は、再診の都度、選定療養費として3,300円をご負担いただくことがありますのでご了承ください。なお、他科で診療を継続している場合や、公費負担医療の対象となる場合等につきましては、選定療養費をお支払いいただく必要はありません。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬で、先発医薬品の処方を希望される場合は、特別料金(選定療養費)をお支払いいただきます。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬で、先発医薬品の処方を希望される場合は、特別料金(選定療養費)をお支払いいただきます。
180日を超える入院の患者さんからの入院料について
特定機能病院の一般病棟に係る入院基本料を算定する入院期間(患者単位で通算)が180日を超える患者さんについては、特別の料金として入院料の一部を負担(2,800円(税抜))していただきます。ご了承ください。
明細書の発行体制について
当院では、医療の透明化や患者さんへの情報提供を積極的に推進していく観点から、領収書の発行の際に、「個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書」を無料で発行しております。
臨床実習について
当院は厚生労働省指定の臨床研修病院です。医師免許取得後2年目までの医師(研修医)は、同省の定めた到達目標に準拠し、指導医の監督の下に診療を行っております。
研修医が臨床経験を積むために患者さんの診察をさせていただく場合がございますが、上記主旨をご理解の上、ご協力くださいますようお願いいたします。
また、当院は臨床研修協力型病院になっております。関連病院で研修中の研修医が当院で診療する場合もありますので、併せてご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
入院計画書、院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策及び栄養管理体制について
当院では、入院の際に医師をはじめとする関係職員が共同して、患者さんに関する診療計画を策定し、7日以内に文書によりお渡ししております。また、厚生労働大臣が定める院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策及び栄養管理体制の基準を満たしております。
保険外負担について
以下の項目につきましては、保険適用外のため自費でのご負担となります。
※なお、衛生材料等の治療(看護)行為及びそれに密接に関連した「サービス」や「物」についての費用の徴収や、「施設管理費」等の曖昧な名目での費用の徴収はいたしません。
厚生労働省が定める手術「医科点数表第2章第10部手術通則第5号及び第6号に掲げる手術」の施設基準に係る実績について
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手術症例数一覧
(手術実施期間:2024年1月~12月)
医療情報取得加算について
当院は、オンライン資格確認システムを導入している医療機関です。マイナンバーカード保険証(以下「マイナ保険証」)の利用を通じて診療情報を取得することにより、質の高い医療提供に努めております。上記体制により医療情報取得加算として初診時・再診時ともに点数を算定いたします。
正確な情報を取得・活用するために、マイナ保険証の利用にご協力ください。
医療DX推進体制整備加算について
当院は、医師が診察を実施する診察室において、オンライン資格確認等システムにより取得した診療情報等を活用して診療を実施いたします。
医療DXを通じて質の高い医療を提供できるように、マイナ保険証の推進に取り組んでいます。
電子処方箋や電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取組については、今後計画的に進めてまいります。
一般名処方加算について
当院では、後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みとして一般名処方を実施しております。
※一般名処方とは、お薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方せんに記載することです。これにより供給不足のお薬であっても、有効成分が同じお薬が選択でき、患者さんに必要なお薬が供給しやすくなります。
後発医薬品使用体制加算及びバイオ後続品使用体制加算について
当院では後発医薬品(ジェネリック医薬品)及びバイオ後続品(バイオシミラー製剤)を積極的に採用しています。現在、一部の医薬品について十分な供給が難しい状況が続いており、医薬品の供給が不足した場合には治療計画の見直しを行うなど適切に対応いたします。ご不明な点は、主治医又は薬剤師にお尋ね下さい。
外来腫瘍化学療法診療料について
当院では、本診療料を算定している患者から電話等による緊急の相談等に24時間対応できる連絡体制を設けています。
急変時等の緊急時には、各専門領域との迅速な連携によるチーム医療での対応を行っており、実施される化学療法のレジメン(治療内容)の妥当性についても委員会で評価、承認を実施しています。
ハイリスク分娩管理加算について
1年間の分娩件数 | 476件(令和6年1月~令和6年12月) |
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産婦人科の配置医師数 | 31名 |
配置助産師数 | 44名 |
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手術症例数一覧
(手術実施期間:2024年1月~12月)
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ハイリスク妊産婦共同管理を共同で行う保険医療機関一覧表
(令和4年7月1日現在)
地域医療体制確保加算について
久留米大学病院では、患者さんに安全で質の高い医療を提供する観点から、医療従事者の勤務環境の改善及び整備に関する委員会を設置し、下記のとおり病院に勤務する医療従事者の勤務環境改善に向けた取り組みを推進しておりますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
医療従事者の負担の軽減及び処遇の改善に関する取組事項
【全医療従事者】
- 外来縮小のための地域の他の保険医療機関との連携
- 大学保育所の設置(開園時間:7時~21時)
【医師】
- 事務作業の負担軽減のための医師事務作業補助者の配置
- 初診患者の予約取得、検査代行入力(一部診療科)の実施
- 診断書作成クラークの配置
- 医療関係職種、事務職員等における役割分担
- 看護師、事務職員等による入院の説明の実施
- 薬剤師、看護師による服薬指導の実施
- 特定行為研修を受講した看護師の活用
- 勤務計画上、連続当直を行わない勤務体制の実施
- 当直翌日の業務内容に対する配慮
- 小児科病棟への保育士の配置
- 総合周産期母子医療センターへの臨床心理士の配置
- 抗がん剤スキルドナースの活用
- 看護師による男性患者の膀胱留置カテーテル挿入
- 放射線腫瘍センターにおける治療計画作成の補助者の配置
- パート医師(短時間正規雇用医師)の活用
【看護師】
- 看護補助者の配置
- 妊娠・子育て中、介護中の看護職員に対する配慮
- 院内保育
- 夜勤の減免制度
- 休日勤務の制限制度
- 半日、時間単位休暇制度
- 所定労働時間の短縮
- 他部署等への配置転換
- 夜間保育の実施
- 夜勤従事者の増員
- 月の夜勤回数の上限設定
- 夜間における看護業務の負担軽減に資する業務管理
- 多様な勤務形態の導入
- バイタルサイン入力支援システムHRジョイントの導入
がん性疼痛緩和指導管理料について
がん性疼痛の症状緩和を目的とした、放射線治療及び神経ブロックを提供できる体制を構築しております。
地域歯科診療支援病院歯科初診料について
院内感染防止対策として、使い捨ての器具等を使用し、使い捨てできないものは、全て滅菌・消毒処置を施行し感染防止に努めています。
全ての歯科用チェアユニットには歯科用吸引ユニットを備え、グローブの着用や手指の消毒を行い感染防止の対策を行っています。
歯科外来診療医療安全対策加算について
自動体外式除細動器(AED)等の装置・器具を有しており、安心で安全な歯科医療環境の提供を行っております。
また、当院高度救命救急センター等と連携体制を確保しており、緊急時にはPHSにて連絡を取り、速やかに対応します。
歯科技工加算について
当院は、患者さんの破損した有床義歯をお預かりし、迅速に修理を行う体制が整備されています。