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久留米大病院

採用情報

肥満症センター

ごあいさつ

これまで当院では、肥満症の診療を主に内分泌代謝内科が担い、外科と連携し代謝改善手術にも積極的に取り組んでまいりました。しかしながら、肥満症は糖尿病や脂質異常症、高血圧などの代謝疾患のみならず、大血管障害、運動器疾患、睡眠時無呼吸症候群、腎臓病など、多岐にわたる疾患と深く関連しており、その診療には多職種による包括的かつ戦略的なアプローチが求められます。
久留米大学病院は、より専門性の高い診療体制を整え、患者さん一人ひとりに最適な医療を提供するため、2025年11月17日に、「肥満症センター」を開設いたしました。
私たちは、皆さまの健康寿命の延伸と生活の質の向上を目指し、これからも進化する肥満症診療の拠点として努力を重ねてまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

概要

肥満に関するお悩み、ひとりで抱えていませんか?

「健診でメタボと指摘された」「体重増加で膝や腰が痛むようになった」「食事や運動に気をつけているのに体重が減らない」「将来の健康のために減量したい」——このようなお悩みをお持ちの方は、多いのではないでしょうか。
「肥満症」は、単なる「肥満」とは異なり、治療が必要な疾患です。
肥満は、単なる食べ過ぎや運動不足といった生活習慣だけでなく、ホルモン異常、遺伝的素因、ストレスを含む社会的要因など、さまざまな要因が複雑に関与しています。そして、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群、関節障害、脂肪肝、慢性腎臓病など、多くの健康障害の原因となり得ます。肥満に、これらの健康障害を1つでも合併している場合、「肥満症」と診断されます。
肥満症に伴う健康障害は、適切な減量によって改善・予防が可能です。久留米大学病院肥満症センターでは、内科・外科・栄養部などの専門職が連携し、医学的根拠に基づいた包括的なチーム医療を提供します。ひとりで抱え込まず、どうぞお気軽に当センターへご相談ください。

医療機関の先生方へ

日頃より当院の診療にご理解・ご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
肥満症は、多くの疾患の発症・進展に深く関与しており、その治療介入のタイミングを逃すことなく、計画的な減量支援を行うことが極めて重要です。しかしながら、日常診療の中で体重管理まで十分に対応することは難しく、個別化された減量治療の実施には課題が多いのが現状です。
当センターでは、チーム医療体制の元、患者さんの背景・ニーズに応じて、① 生活習慣改善指導、② 薬物療法(GLP-1受容体作動薬、GIP/GLP-1デュアルアゴニスト等)、③ 代謝改善手術(スリーブ状胃切除術)といった幅広い選択肢を組み合わせたオーダーメイド医療を提供しております。
肥満に伴う健康障害を有する方、または減量に難渋している患者さんがいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご紹介ください。
今後も地域の先生方と連携しながら、患者さんの健康回復・維持に寄与できるよう努めてまいります。

診療科の特色

当センターでは肥満症に対し、科学的知見に基づく食事・運動療法を基本としつつ、近年、治療選択肢として加わったGLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1デュアルアゴニストをはじめとする薬物治療、さらには代謝改善手術(スリーブ状胃切除術)などの多様な治療法を適切に組み合わせ、全身疾患としての肥満症にトータルにアプローチすることを目指しています。内分泌代謝内科・外科・心臓血管内科・呼吸器内科・腎臓内科・整形外科・消化器内科など関連する複数の診療科が有機的に連携し、肥満症そのものの改善に加え、関連疾患の予防と治療にも全力で取り組みます。また、栄養指導、運動支援、心理的サポートなども含めたチーム医療体制により、個別性に配慮した継続的な支援を提供します。
受付場所 総合診療棟2階 内科総合外来
診察場所 糖尿病センター診察室
時間 <初診>
月~金曜日 9:00~(完全予約制)
※通院中医療機関の医師にご相談の上、初診の予約をお願いいたします。お手数ですが、初診は現在通院中の医療機関からの、久留米大学病院共通の『診療情報提供書』とともに、下記『肥満症センター紹介状』のご用意をお願いしております。

<再診>
月~金曜日 9:00~12:00(完全予約制)
連絡先 TEL:0942-31-7611(内科総合外来)

診療情報提供書

肥満症センター紹介状

対象疾患

肥満症、肥満症関連疾患

関連サイト